夏の風物詩、花火見物などに着てゆく浴衣に欠かせない履物といえば木製の下駄(げた)だろう。また、敝衣破帽(へいいはぼう)(破れた衣服と帽子)に高下駄姿は、明治から昭和にかけて、バンカラ学生のシンボルだった。

 そんな下駄のルーツはどこまでさかのぼれるのか。はじまりと今を訪ねるべく旅に出た。

 まず向…

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