(日曜に想う)国や言語超えて「伝える」難しさ 論説主幹代理・沢村亙

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 10代のはじめ、海外ラジオ局の日本語放送を夢中に聴いていた頃があった。

 短波ラジオのダイヤルを息を詰めて回すと、ふと目当ての放送局の音が飛び込んでくる。そんな「宝探し」の感覚。受信内容を手紙で書き送ると、放送局から届くカードも楽しみだった。

 はるばる届いた電波の音声は雑音にかき消されがちで、世…

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