(書評)『デジタル空間とどう向き合うか』 鳥海不二夫、山本龍彦〈著〉

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 ■情報の「成分表示」で合理的判断

 計算社会科学と憲法学の気鋭の研究者ふたりがデジタル空間を論じる、というだけで思わず手に取った。デマや炎上の最新の分析から、憲法が保障する権利とデジタル空間との関係まで、対処法にとどまらない、刺激的な論点が次々と繰り出される。

 人間には二つの認知システムがあると…

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