(社説余滴)元老論争にみる国葬の費用 大日向寛文

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 いまから110年前の1912年9月、明治天皇の大喪の礼が執り行われた。松元崇(たかし)元内閣府次官の著作「恐慌に立ち向かった男 高橋是清」によると、葬儀費を巡り、政府内でこんな論争があったとされる。

 元老山県有朋は、政府限りで決められる勅令による「緊急財政処分」でまかなうべきだ、と主張したという…

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