(特派員メモ ニューデリー)世を捨てても、捨てられぬもの

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 ニューデリーの自宅近くでは、ホラ貝の音が鳴り響く時間が決まっていた。土曜日の朝11時ごろ。ボロ布をまとい、裸足で施しを求めるサドゥー(修行者)が来た合図だ。手には黄色いカラシ油の入った缶。そこに人型の像がつかっている。土曜日の神シャニで、死や不幸をつかさどる。

 その修行者スーラジさん(42)に話…

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