(惜別)ウィリー・ブッヘルさん 長崎原爆を生き延びた元オランダ人捕虜

有料記事惜別

 ■淡々と、姿勢が物語った過酷さ

 7月10日死去(老衰) 99歳

 あの朝、空襲によるがれきを片づける作業をしていた。爆撃機が来たと聞き、隣の工場へ逃げようとしてつまずいた。その時、閃光(せんこう)が走り、気を失った。

 意識を取り戻すと、大破した工場内にいた。日本人を1人助け出したが、捕虜仲間…

この記事は有料記事です。残り647文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら