(ひととき)戦禍をくぐり、生かされて

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 悲喜こもごもの人生を生き、来年は90歳。戦時中に幾度となく拾った命の不思議を語り合える両親や友人たちも次々に他界して、天涯孤独の独り暮らしだ。思い出だけは、心にしっかりとしまい込んである。

 川崎市を襲った空襲。雨あられと降り注いだ焼夷(しょうい)弾で、家は一夜で焼失した。とんでもない火勢と猛烈な…

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