乳成分残留で健康被害 ロッテ、チョコ40万個回収

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 ロッテは7日、製造・販売しているチョコレート2種類を自主回収すると発表した。アレルギー物質の「乳成分」が自社基準を超えて検出されたため。2018年11月以降、「食べたら乳アレルギーの症状がでた」といった健康被害が計7件報告されていたという。

 回収対象は「ポリフェノールショコラ〈カカオ70%〉」と「乳酸菌ショコラ カカオ70」。製造が始まった18年夏以降のすべてが対象となり、計約40万個にのぼる。広報担当者によると、今年4月の定期検査で乳成分が自社基準を超えていたことが判明した。その数カ月前から健康被害の報告が届いていたが、「社内の連絡に不備があって確認が遅れた」という。

 回収対象のチョコレートの原材料に乳成分は含まれないが、乳成分を含む商品と同じ製造ラインでつくっており、「洗浄が不十分だったため、乳成分の残留があった」という。問い合わせはロッテ商品回収係(0120・808・262)で、平日午前9時~午後5時に受け付ける。(土居新平)

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