(書評)『安楽死を遂げた日本人』 宮下洋一〈著〉

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 安楽死が認められた国で主体的に死を選ぶ人々を訪ね歩いた『安楽死を遂げるまで』の続編は、その本を読んだ多系統萎縮症を罹患(りかん)した日本人女性から、「安楽死をスイスにて行うつもりです」とのメールを受け取るところから動き出す。

 スイスにある自殺幇助(ほうじょ)団体のもとで旅立ちを迎えるまでの、当人…

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