(評・舞台)「ゴドーを待ちながら」 無自覚な加害者、彼らも私も

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 角の向こうに銃声が迫る昭和・平成バージョンと、不気味な音が上空を走る令和バージョン。同じ場所で年月が経過したと思わせる2通りの上演で、不条理の名作が、想像力を具体的に刺激する舞台になった。演出は多田淳之介。美術の乘峯(のりみね)雅寛、照明の岩城保、音響の徳久礼子の仕事が細やかだ。昨年出版された岡室…

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