(声)語りつぐ戦争 一日違い、戦火逃れたひな人形

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 主婦 石井敏子(兵庫県 81)

 45年3月15日、夕食を食べながら、ふと父がつぶやいた。「どこで焼けるのも同じだから、ひな人形を三宮(神戸市)の家から持ってきて飾ってもよい」と。

 当時私は国民学校の1年生。翌日、学校から帰って母と知り合いのおばさんと3人で祖父母の暮らす三宮駅前の生家へと向かっ…

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