(声)社会への目覚め、与えてくれた

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 主婦 今井英子(三重県 80)

 父の商売の失敗で我が家は極貧だった。父は出稼ぎ、母は住み込みで、日常的には長女の私と弟3人、子どもだけの暮らし。ご飯の支度、洗濯、風呂、宿題の面倒も私が見ていた。

 小学校卒業の日、教頭先生が「今日という日は二度とない。一日一日を大切に」とおっしゃった。「もう疲れ…

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