子どもの孤立、頼れる先増やしたい 朝日新聞社のクラウドファンディング「A-port」

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 「A-port」(エーポート)は今年度から、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む団体を支援するページを開設しました。コモンズ投信の渋沢健会長ら有識者が推薦した団体がクラウドファンディングに挑戦します。第1弾は「子どもの孤立」の問題に取り組んでいる認定NPO法人PIECESです。http://t.asahi.com/vlz2別ウインドウで開きます

 虐待相談対応件数は約13万件、7人に1人が相対的貧困……。日本には生きづらさを抱えている子どもたちが大勢いる。「共通するのは『孤立』。その人の尊厳が大切にされる環境がないと、人に頼ることは難しく、より深く孤立していきます」とPIECESの小澤いぶき代表(40)は語る。

 児童精神科医として13年間、子どもたちと向き合ってきた。孤立した子どもは、医療や福祉の助けが必要になっても、助けを求められるつながりが身近にない。「信頼できる人がいてこそ、その先の社会につながっていけます。安全で安心な頼り先を増やしたい」

 2016年にPIECESを設立。「子どもと寄り添う優しい大人」を育成してきた。プログラムは約6カ月間。知識だけでなく、不登校や若年妊娠などの現場でも学ぶ。活動後、体験を言葉にすることで意識化し、様々な子どもに向き合えるように価値観の幅を広げていく。

 今回のクラウドファンディングでは、これまで都内を中心に実施してきたプログラムを全国展開していくことを目指している。「地域の人たちが自分たちで育成できる仕組みをつくりたい。『孤立のループ』を『頼りやすいループ』に変えていきたい」(伊勢剛)

 http://t.asahi.com/vl6i別ウインドウで開きます

 ※このプロジェクトへの支援は、確定申告による寄付金控除の対象となります。5千円以上の支援は現金書留でも可能。詳細は電話03・6869・9001(平日午前10時~午後5時、連休中はお休みです)へ。

 ■オンラインサロンを開設

 A-portでは4月から、「オンラインサロン」をスタートしました。月額会費を支払うことで参加できる会員制サービスです。

 第1弾として、ジャーナリストで元NHKアナウンサーの堀潤さん、「リーマントラベラー」として知られる東松寛文さん、朝日新聞社のウェブメディア「DANRO」の亀松太郎編集長の3人がそれぞれ主宰のサロンを開設しました。詳細は、http://t.asahi.com/vl5w別ウインドウで開きます

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