(語る 人生の贈りもの)姜尚中:13 父として、慚愧の念にたえない

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 ■政治学者・姜尚中

 あの子が小学校1年ぐらいの頃でしょうか。九州・天草の海に釣りに出かけたときのことです。

 すごい大物がかかり、釣り上げようとして魚がアップアップしました。それを目の当たりにした息子は「逃がしてあげて」と血相を変えて言うんです。びっくりするぐらい泣きじゃくっていた。

 ぼくが…

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