小林製薬(大阪市)の紅麴(こうじ)成分を使ったサプリメントが原因と疑われる健康被害が相次いでいる問題で、同社は26日、健康被害を把握した後の会社の対応や公表時期が適切だったかなどを検証すると発表した。弁護士3人で構成する「事実検証委員会」を同日付で立ち上げたほか、取締役7人のうち、小林一雅会長ら社内取締役3人をのぞく社外取締役4人で調査を進める。

 同社によると、同委員会はこれまでの経緯や内部統制のあり方などについて検証。1月中旬に医師から腎疾患の症例が報告された後、同3月22日に公表するまでに社内でどのような検討がされたか、サプリメントを巡る品質管理体制に問題がなかったかなどを調べる。

 調査の過程で、組織的な隠蔽(…

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