あしかがフラワーパークの大藤、満開

根岸敦生
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 フジの名所として知られる栃木県足利市迫間町のあしかがフラワーパークで、「奇蹟(きせき)の大藤」と呼ばれる樹齢約160年のフジが今年も満開になり、「ふじのはな物語 大藤まつり2023」が開かれている。

 大藤の藤棚は2株で約1200畳(約2千平方メートル)。花房は最大で約1・8メートルまで伸び、1株から約8万房の花が付く。今年は3月の気温が平均1・5~2度高かったといい、開花が早まった。今週末には美しさも香りもひとしおになりそうだ。

 コロナ禍で遠のいていた外国人旅行者も数多く訪れ、昼はもちろん、ライトアップされる夜もにぎわっている。

 花の咲き具合で変動する入場料は19日から大人2100円、子供1100円になった。園の担当者は「今年はフジの期間に入場者約60万人に届くことを期待しています」と話す。

 園ではゴールデンウィークに向け、大藤に続いて、白藤やきばな藤が順々に盛りになっていく。根岸敦生

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