東京・錦糸町のガールズバーで女子中学生に客の接待をさせたとして、警視庁は、同店の経営者の男（44）や店長の女（27）、従業員4人の計6人を児童福祉法違反容疑で逮捕し、3日発表した。経営者や店長は「15歳未満だと知らなかった」などと話しているという。

　少年育成課によると、6人は昨年10月、東京都墨田区江東橋2丁目にある飲食店「Ocean　Blue」で当時13歳だった中学2年の少女（14）を従業員として雇い、酒をついで話し相手になるなどの接待をさせた疑いがある。

　少女は同店で勤務経験のある地元の先輩の女性から紹介を受け入店。勤務時間は午前4時～正午ごろで時給は1500～2500円とされたが、給料からはチアガール風の衣装代として1日1千円が必ず差し引かれたほか、居眠りをすれば罰金として1回2千円を徴収されるなど、1日1千円しかもらえない日もあったという。

　同課が今月1日に店を家宅捜索したところ、16歳3人と17歳6人の計9人の少女が店員として働いていた。同課は、この店が主に未成年の少女に客を接待させるガールズバーだったとみている。（御船紗子）