都心の一等地にチーズバーガー専門店 創業50年のモスが新たな挑戦

田幸香純
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 モスバーガーを運営するモスフードサービスが29日、東京・広尾で新業態のチーズバーガー専門店をオープンする。創業50年を迎えたのを機に、郊外や商業施設のフードコートを中心とした店舗展開から、都心の一等地への進出を増やすための「新たな挑戦」と位置づける。

 専門店の名前は「モッシュグラブアンドゴー」で、地上1階、地下1階の延べ約120平方メートルの小型店舗だ。主力のチーズバーガーは3種類あり、「ふわとろチーズ」(税込み800円)はホワイトソースと3種のチーズをミックスしたトッピングで、ふわっとした食感が特徴だ。グリーンスムージー(同550円)やピクルス(同200円)などもある。

 1日の来店客数は約200人で、6割以上が持ち帰りでの利用と見込む。メニューを絞りこんだほか、セルフレジを導入するなど混雑時でも店内スタッフ4人で運営できるようにし、都心の一等地でも採算が見込めるようにした。今後5年間で、東京のほか大阪などの大都市の中心部に100店を展開する計画という。

 従来業態の「モスバーガー」ではメニューに使う野菜が多く、仕込みの人手も必要でコストがかかり、家賃が高い地域での出店は難しかったという。同社は1972年創業から今年で50年を迎え、今回の業態を「次の50年に向けた挑戦」と位置づけている。田幸香純

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