ヘルソン市周辺で砲撃、10人死亡 ゼレンスキー氏「敗者の仕返し」

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佐藤達弥 ベルリン=野島淳
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 ウクライナ軍が奪還した南部ヘルソン市とその周辺で24日、ロシア軍からの砲撃により10人が死亡し、54人がけがをした。ヘルソン州のヤヌシェビッチ知事が25日、SNSに投稿した。49回の砲撃により、アパートや造船所、学校の敷地内の建物、ガス管などが被害を受けたという。

 ゼレンスキー大統領は24日夜のビデオ演説で、ロシア軍の撤退直後からヘルソン周辺への砲撃が続いているとし、「これは敗者の仕返しだ。戦い方を知らない彼らにできるのは、人々に恐怖を与えることだけだ」と非難した。

 ロシア軍によるエネルギー施設への集中的な攻撃のため、ウクライナ各地では停電や断水が続いている。首都キーウ(キエフ)では23日の攻撃の影響で、「半数はまだ電気が使えない状態だ」とクリチコ市長が25日、SNSに投稿した。

 ゼレンスキー氏によると、国…

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