山口のスイーツ、ゴディバとコラボ チョコレートの消費額は全国有数

大室一也
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 カステラでクリームを包んだ菓子「月でひろった卵」で知られる「あさひ製菓」(山口県柳井市)が、高級チョコレートの「ゴディバ ジャパン」(東京都)とコラボレーションし、チョコを用いた2種類の「卵」を作った。

 ゴディバはベルギーのチョコメーカー。日本では330店舗を展開し、各地の菓子メーカーとコラボ商品を作っている。あさひ製菓と昨年末から開発を進め、カカオ分73%のベルギー産ダークチョコを使ったクリームをベースに、ココア生地で包んだ2種類の「月でひろった卵」を完成させた。

 チョコと生クリームをまぜたガナッシュ入りの「ダークチョコレートガナッシュ」と、県産夏ミカンピール入りジャムがアクセントの「夏みかん&チョコレート」で、1個399円(税込み)。

 山口商工会議所による「チョコレート物産展」の期間中(11~13日)、山口井筒屋のゴディバの店舗で先行販売される。その後、大丸下関店(下関市)、おのだサンパーク(山陽小野田市)などのゴディバ店舗でも扱うという。

 2018年の総務省家計調査で、山口市は1世帯あたりのチョコレート消費額が全国1位だったことから、山口商工会議所は20年からチョコで市を盛り上げようという事業「チョコフロール山口」を始めた。物産展のほか、チョコを扱う菓子店やカフェなどを紹介する「ヤマグチチョコレートマップ」を作成したり、商店街にチョコ風の旗を掲げたりしている。

 10日、同商議所の幹部は「ゴディバ ジャパン」とあさひ製菓の関係者と、山口市役所を訪問。伊藤和貴市長が2種類の「卵」を試食した。(大室一也)

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