文部科学省の調査で、2021年度の不登校の小中学生は前年度から約4万9千人増えて、過去最多の24万4940人となった。いじめも2年ぶりに増加に転じ、過去最多を更新した。これはコロナ禍の影響なのか。不登校やいじめの問題に詳しい、愛知教育大の元副学長で名誉教授の折出健二さんに聞いた。
不登校の増加も、いじめの増加も、根本はつながっている。他者とのつながりがうまく持てない子どもが増える中、「黙食」など行動制限が増し、長引くコロナ禍で学校や家庭に息苦しさを感じて、孤立化がさらに進んだ結果だろう。
余裕失う大人たち
コロナ禍前から学校では、「…
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- 【視点】
今回の2021年度の調査では、都道府県別にみると、小学校・中学校・高校・特別支援学校について、1000人あたりの認知件数は、山形県が最大の126.4人、愛媛県が最小の12.8人で、約9.9倍の開きがあります。 いじめは、見つけようと尽力す
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