沖縄「救急医療が破綻寸前」 コロナ激増で悲鳴、行動制限も視野に

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小川詩織 豊島鉄博 安田朋起
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 沖縄県新型コロナウイルスの感染急拡大で医療提供態勢が危機的な状況になっている。新規感染者は連日3千人を超え、人口10万人あたりの感染者数は全国でも断トツ。コロナ以外の医療も圧迫され、現場からは「救急医療は破綻(はたん)寸前。助かるはずの命が助からない状況が出てきている」と切実な声があがっている。

 沖縄県のコロナ感染者は7月上旬ごろから急増。県独自の感染拡大警報を出した翌日の12日から4日連続で3千人台を記録した。すべての年齢層で増えており、県民の行動の活発化で市中の感染が広がっていると県はみる。病床使用率は58・1%と全国でも突出。入院調整が難しくなるとされる水準だ。

 政府は行動制限をとることに現時点では慎重だが、池田竹州副知事は14日の会見で「このまま(感染者が)3千人を超える状況だと行動制限を行わざるを得ない」と述べた。

一般病床も逼迫

 コロナ以外の一般病床の使用…

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