航空大手2社、JR主要3社の2022年3月期決算がまとまった。新型コロナウイルスの感染拡大で、旅行・出張の自粛や各国の水際対策が続き、いずれも純損益は赤字となった。23年3月期は黒字転換を見込むが、中核事業での本格的な回復はまだ先で、感染状況によっては業績の悪化が続くリスクもある。
日本航空(JAL)が6日発表した22年3月期決算は、純損益が1775億円の赤字だった。赤字は2年連続で、赤坂祐二社長は会見で「2期連続という結果については、極めて重く受け止めている。大変申し訳ない」と話した。
4月28日に発表したANAホールディングス(HD)も純損益は1436億円の赤字となり、2年連続の赤字だ。国際線の利用がコロナ禍前と比べて約9割落ち込んだままで、国内線も緊急事態宣言が解除された21年10~12月ですら5割ほどの回復にとどまった。
JR東日本、東海、西日本の…
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