実家で何もせず1週間 見守ってくれた父 もう中学生が語る感謝

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聞き手・高浜行人
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おやじのせなか

 2年ほど前からラジオやテレビへの出演が増え始め、再ブレークを果たしたお笑い芸人の「もう中学生」さん(39)。デビュー20周年の節目に、地元・長野県にいるお父さんとのエピソードを語ってもらいました。

 子どもの頃から、いろんなところによく連れて行ってくれました。長野の実家から、夏は佐渡島、冬はスキーに行くのが恒例でした。けんかをすることはほとんどなかった。高校になっても週末はドライブして最後は温泉に入るとか、一緒に出かけることが多かったですね。

 芸人になることは高校3年の秋ぐらいに言いました。「1年だけ目指させて」って。そしたら「いいよいいよ」っていうぐらいで、特に何も言われませんでした。でも、東京に出て2週間ぐらいたったとき、自宅のドアノブにレトルトカレーと励ます内容の手紙が入った袋がかかっていて。心配してくれていたんだなあ、と思いました。

 それからも、手紙をしょっちゅう送ってくれました。季節のこととか、「こんなことネタにしたらどうだ?」とか。2007年に初めて単独ライブをしたときは見に来てくれて、ネタに使った僕の絵を見て「お父さんも描いてみる」と言って手紙にイラストを描くようになりました。新しいのをもらうたび、自宅の決まった場所に飾って、大切に保管しています。

浮き沈みある仕事 「心配かけている」

 僕が長野のテレビ局でやらせ…

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