オートミールが人気、手軽に調理できてアレンジ自在 コロナ禍で注目

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 最近、スーパーで「オートミール」をよく見かける。欧米ではオートミールを使った料理は、ファストフード店やカフェのメニューにもあるほど身近だが、日本ではこれまでなじみが薄かった。急に人気が広まったのはなぜなのか。

 オートミールは、穀物の一種オーツ麦(燕麦(えんばく))を蒸す、ひき割るなどして食べやすく加工したもの。外皮を残したままのため、白米などと比べると栄養が豊富なのが特徴だ。

 オーツ麦は明治時代から日本で栽培されている。当時は馬の飼料だったが、オーツ麦を加工する技術が進み、アメリカなどで食べられるようになると、日本食品製造(北海道)が1920年代に国内で初めて食用のオートミールを製品化した。オートミールを水や牛乳などでふやかしたかゆ「ポリッジ」は、欧米などでは朝食の定番となっている。ただ、日本は米文化が根強く、あまり広まらなかった。

 それが、最近になってオート…

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