国民民主党の玉木雄一郎代表は11日の記者会見で、来夏の参院選で定数が2人以上の複数区で公認候補の擁立を検討すると表明した。京都選挙区(改選数2)では立憲民主党が福山哲郎幹事長の擁立を決めており、立憲からは懸念の声が出ている。

 玉木氏は会見で、10月の衆院選で立憲が共産党などと多くの選挙区で候補を一本化したものの、結果的に議席を減らしたことを念頭に「(与野党を)1対1にすれば勝てるということは、選挙結果を見れば崩れている」と指摘。「各党との調整はあるが(参院選の)全選挙区での擁立を原則に候補者の公募を開始したい」と述べた。福山氏の京都選挙区にも立てるのか問われると、「原則はそういうことだ」とし、候補者の擁立が党勢の拡大につながると強調した。

拡大する写真・図版立憲民主党の福山哲郎幹事長=7月、国会内、鬼原民幸撮影

 一方で玉木氏は「個別の選挙区をイメージしているのではない。(代表選後の)立憲の体制がどういう政策を主張するのかわからず、予断をもって申し上げることは差し控える」とも述べ、立憲との候補者調整には含みを持たせた。

 複数区の対応は、立憲と国民民…

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