大谷翔平が2打席連続のホームラン リーグ単独トップに

【動画】2018年末の大谷翔平の貴重なインタビュー
[PR]

 大リーグは29日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はニューヨークでのヤンキース戦に「2番・指名打者」で出場し、2打席連続本塁打を放ってリーグ単独トップに立った。三回に今季3度目の3試合連続本塁打となる27号ソロを放つと、五回にはライナー性の28号2ランを右翼席にたたき込んだ。

     ◇

 エンゼルスに入団してから1年がたった2018年末、大谷翔平選手は「最初からバシバシ抑えられて、何本もホームラン打ってというのは想像してなかった」と話していました。

 18年は打者で打率2割8分5厘、61打点、22本塁打、投手で4勝2敗、防御率3・31という成績でした。

 それから2年半後の21年シーズン半ば、大谷選手は、二刀流で、リーグ単独トップのホームラン数を重ねています。当時のインタビューの一部を紹介します。

バシバシ抑えて、打っては想像してなかった

――大リーグ1年目が終わりました。オープン戦で結果が出なかったときは、どんな心境でしたか。

「苦労するのはもちろんわかってましたし、それこそ、まだまだ実力も足りない状態で(大リーグに)行きたいなという気持ちもあったので、そんなにすんなり結果も出ないだろうなというのはわかってました。けど、それにしても、あまりにも自分のやりたいことが結果として表れてこないので、もやもやはありました」

――焦りはなかったですか。

「毎年毎年、オープン戦はそんなに調子がいいことはないので。シーズンに入って、ちょっとずつ微調整してっていうところかなというのはありますけど、焦りはなかったですね。結果が出ないことに対して、それが実力だというだけで、そこからちょっとずつ積み重ねていっていきたいな、というだけだったので。最初から、バシバシ抑えられて、何本もホームラン打ってというのは想像してなかったですね」

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2021年6月30日11時39分 投稿
    【視点】

    大谷選手のホームランで驚異的なのは、相手の失投だけでなく、これまで、日本選手が苦手とされてきた150km/h近くで小さく変化するボールを完璧に捉えている点です。Twitterでファンだけでなく、元プロ選手でさえも驚くプレーを毎日のように繰り

    …続きを読む