コロナ下で強さ増す米巨大IT グーグルは利益2倍超に

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米巨大IT企業の2021年1~3月期決算発表が27日、本格化した。米グーグルの親会社アルファベットの純利益は前年同期の2・6倍、米マイクロソフト(MS)は純利益が前年同期比44%増となった。いずれも大幅な増収増益で、コロナ下の1年で米大手の強さが増している。

 「パンデミックが始まって以来、人々はかつてないほどグーグル検索に頼っている」

 アルファベットのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、27日の電話会見でこう喜んだ。検索関連の広告が3割増になったことなどで、同社の1~3月期の売上高は同34%増の553億1400万ドル(約6兆300億円)、純利益は179億3千万ドルに上った。

 MSは、クラウド部門の売り上げやコミュニケーションツール「チームズ」の利用が増え、1~3月期の売上高は同19%増の417億600万ドル(約4兆5500億円)、純利益は154億5700万ドルに達した。(サンフランシスコ=尾形聡彦)

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