「監視されてる?」ターゲティング広告の不安、解消は
新宅あゆみ 益田暢子 サンフランシスコ=尾形聡彦
政府はネット広告の規制に踏み出す方針を固めた。価格や取引の不透明さを解消することに加え、規制強化のもう一つの柱は、巨大IT企業が広告に活用している個人情報の扱いについて、透明性を高めることだ。グーグルなどのIT大手が提供する検索サービスの検索履歴やサイトの閲覧履歴、SNSの投稿などをもとに、利用者の好みに合った広告を示す「ターゲティング広告」に対しては、利用者の懸念の声が強まっていた。
「自分の履歴を監視され、『これどうですか』とセールスされている感じ」
「メールの内容や購入金額、住所も漏れているのではないか」
日本インタラクティブ広告協会(JIAA)の調査で、ターゲティング広告について寄せられた利用者からの不安の声だ。
JIAAが2019年に行っ…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら