アラバキロックフェス、今年は開催へ 来場者に抗原検査

石橋英昭
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 東北最大級の野外音楽イベント「ARABAKI ROCK FEST.(アラバキロックフェス)」が4月30日~5月2日、宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園で開かれることになった。まん延防止等重点措置の適用下での開催に、地元川崎町などが懸念を示していたが、来場者全員が抗原検査を受けるなどの感染防止策に、理解が得られたという。

 例年全国から数万人が訪れる音楽フェスだ。昨年4月の20回目はコロナ禍で1年延期され、今回は21回目と合わせ、当初は4日間を予定していた。

 だが今年3月、宮城で感染が急拡大。独自の緊急事態宣言に続き、4月5日から5月5日まで重点措置が適用された。川崎町は延期も含めた対策を働きかけ、公園を管理する国土交通省も許可を保留していた。

 主催者は期間を3日間に変更。電子チケットで通し券の販売のみとし、5千人にしぼった。原則公園内にキャンプする形で、途中の出入りも減らす。さらに観客や関係者が全員、入場時や再入場時に抗原検査を受けるなどの追加策を19日に公表。町も了解した。

 主催者側は、HPで参加者に向けて「普段の生活における感染防止もとても重要。どうかアラバキと音楽フェスティバルの未来を、皆さんの力で守っていただきたい」と呼びかけた。石橋英昭

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