居酒屋から悲鳴「時短=休業だ」 一律線引きに疑問も

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 1都3県に対し、再び緊急事態宣言が発出された。外食大手各社は、営業時間の短縮や休業といった対応を相次いで決めた。自治体などからは夜間の外出自粛も求められており、百貨店などの小売店でも営業を短くする動きが広がった。

 ファミリーレストランの「ガスト」や「バーミヤン」を営む、すかいらーくホールディングスは、1都3県の約1500店について店内飲食を午後8時で終える方向で検討している。

 居酒屋チェーンも大多数は要請に従う。多くの店は営業時間を短くし、一部の店は休業する。

 「甘太郎」を営むコロワイドは「居酒屋にとって午後8時までの営業だと休業に等しい。居酒屋は多くの店で休業する」という。「や台ずし」のヨシックスも直営95店を休業する。

 居酒屋では、昨春の感染拡大以来、客離れが続いている。ある大手の広報担当者は「飲食店が休めば、食材の仕入れ先や生産者も苦しむ。さらに厳しい状況になる」とこぼす。

 別の大手の広報担当者は「前回は対象地域の拡大や期間延長があった。それにも備えないといけない」と話す。

 持ち帰りや宅配に消費者が流れるとの見方も強い。大手ファストフードの担当者は「テイクアウトやデリバリーに力を入れる企業が増えている。そこで生き残れるかは厳しい競争になる」と話す。

 飲食店全般が一律に対象にな…

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