総裁選、菅氏勝利で「神奈川の悲願」を 圧勝目指す地元

有料記事自民党総裁選2020

田井中雅人 武井宏之 斎藤茂洋 大平要
[PR]

 自民党総裁選が8日、告示された。最有力とされる菅義偉官房長官=神奈川2区=を支持する県内の議員たちは、14日開票の県連による予備選での「圧勝」をめざして動き始めた。菅氏を支持する関係者の間には、論功行賞人事を期待する声もある。

 「勝つぞ! 勝つぞ!」。パーティー会場に、来場者約250人が発するコールが響いた。

 横浜市内のホテルで7日夜に開かれた自民党の坂井学衆院議員(神奈川5区)の政治資金パーティーは、菅氏の「決起集会」の様相を呈した。坂井氏は自民党の衆院当選4回以下の無派閥有志でつくる「ガネーシャの会」のメンバーとして菅氏に総裁選出馬を求め、菅氏の立候補表明の会見では司会を務めた。菅氏の選対事務局長代理も務める。

 この日、菅氏は台風10号対応のため出席を取りやめたが、パーティーの途中には菅氏の電話の声が流れた。「坂井先生は、私の右腕として、選対を取り仕切ってくれております」

 会場には、ともに県選出の自民党参院議員で無派閥の島村大氏と三原じゅん子氏も駆けつけた。県議、横浜市議らとともに電話を通じて「勝つぞ!」コールを送ると、菅氏は「がんばります」と応じた。

 三原氏は取材に「私は『菅グループ』ですから、当然、下働きをします。神奈川の悲願のためにがんばりたい」。坂井氏の後援会幹部は「(菅氏が)もし総理になったら、弟子にも必ずや……」と、坂井氏の重要ポストへの登用に期待をにじませた。

 今回の総裁選で菅氏は最有力…

この記事は有料記事です。残り1130文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

自民党総裁選2020

自民党総裁選2020

安倍晋三首相の辞任表明を受けた自民党総裁選は、次の首相を選ぶことに事実上つながります。出馬を表明した3氏の動きを紹介します。[もっと見る]