新型肺炎の致死率、40代以下は1%未満 WHOが見解

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福地慶太郎 ジュネーブ=下司佳代子 北京=平井良和
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 新型コロナウイルスによる肺炎について、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は17日、記者会見し、致死率は2%として「重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ほど致命的ではない」との見解を示した。

 中国政府が明らかにした中国国内の感染者約4万4千人のデータの調査結果を引用して述べた。

 この調査は中国の専門家チームによるもの。致死率は年代が上がるほど高くなり、40代以下で1%未満だったのに対し、50代1・3%、60代3・6%、70代8%、80歳以上で14・8%だった。

 8割は軽症だったが、呼吸困難になるなどの重症になる例が約14%、呼吸不全や多臓器不全などのある重篤例は約5%だったという。流行地の武漢のある湖北省は2・9%で、湖北省を除く地域では0・4%だった。

 専門家チームは、11日まで…

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