カジノを含む統合型リゾート(IR)への参入をめざしていた中国企業関係者が不正に現金を国内に持ち込んだとされる事件にからみ、東京地検特捜部は19日、外国為替及び外国貿易法(外為法)違反容疑の関係先として、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の地元事務所(東京都江東区)や国会議員会館の事務所(千代田区)に家宅捜索に入った。特捜部は押収した資料を分析し、秋元氏と中国企業との関わりなどについて調べを進めるとみられる。
午前9時半過ぎ、特捜部の係官ら約10人が3階建ての地元事務所に入り、外から室内が見えないようにガラス戸を白い布で覆った。周囲には報道陣が40人ほど集まり、辺りは一時騒然となった。午前11時ごろには議員会館の事務所にも係官ら数人が入った。
特捜部はこれまでに、秋元氏を任意で事情聴取。中国企業との関係などについて説明を求めたとみられるが、実態解明のためには強制捜査が必要だと判断した模様だ。
特捜部はすでに、中国企業の…
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