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　第１０１回全国高校野球選手権大会が開幕した６日、阪神甲子園球場には今大会のキャッチフレーズコンクールで作品がグランプリに選ばれた沖縄県立読谷高の座喜味（ざきみ）優衣香さん（３年）と、大会のＣＭに出演した精華女子高校（福岡市博多区）のダンス部の３年生３人が訪れ、観戦した。

　座喜味さんの考えたキャッチフレーズは「新たに刻む、ぼくらの軌跡。」。毎年高校野球をテレビで観戦しているが、甲子園球場に来るのは初めてだ。「熱気がすごい」と感動。沖縄尚学の選手として出場している中学時代の友人らが行進する姿を見て「かっこよかった。同級生とは思えない」と笑顔だった。

　精華女子高校ダンス部は、部長の久保旬（じゅん）さん、副部長の中村莉子さん、貞包（さだかね）桃果さんが観戦。開幕試合の一回に出た本塁打に、手をたたいて喜んだ。

　ＣＭの振り付けや構成は部員たちで考えた。１０１回にちなんで、人さし指を上に向け「１」をつくる動きを入れるなど工夫した。久保さんは「ダンスを通して、応援する気持ちを伝えたい」と話す。

　貞包さんは野球を観戦するのは初めてだ。「応援とか、ホームランとか、テレビで見るまま」と目を丸くしていた。ダンス部は８月１５日に、ダンスの全国大会に出場する。中村さんは「大きな舞台に向けてがんばっているのは同じだなと思う。負けても勝っても、後悔のないすてきな夏にしてほしい」とエールを送った。（森岡みづほ）