(特派員メモ)「何もなし」が心地良い @ベルリン

有料記事

野島淳
[PR]

 もったいない、と思ってしまった。ベルリンのテンペルホーフ空港跡地だ。

 市南部の住宅に囲まれた空港は2008年、利用者減などで閉鎖された。約300ヘクタールの敷地に空港ビルや駐機場、滑走路が残り、草地が広がる。ほかに何もない。

 ベルリンに来て間もない5月中旬の日曜日、空港跡地で「ベルリン封鎖」が解かれて70年を記念する催しがあり、訪ねた。

 第2次大戦後の1948年…

この記事は有料記事です。残り308文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら