【動画】個性派レスラーが躍動する道頓堀プロレス=高岡佐也子撮影
笑えて熱くなれる、大阪のご当地プロレス団体「道頓堀プロレス」。2013年に旗揚げしてからも、新たな個性派レスラーが続々、デビューしている。本格派からお笑い路線まで、さまざまな個性のレスラーたちが生まれる理由を探った。
4月に大阪市此花区の此花区民ホールであった興行。筋肉隆々のレスラーがぶつかり合い、必殺技を繰り出す――、と思いきや、開始早々、蹴りをくらったマスクマンが、リングの外へ逃げ出した。
漫画「キン肉マン」の作者・ゆでたまごが書き下ろした、大阪府泉佐野市の公式キャラがモデルの「リアル・イヌナキン」だ。子犬のような声を出して、おびえている。対戦相手が「ごめんよ、おじさん、もう蹴らないからさ、戻っておいでよ」と声をかけると、会場はどっと笑いに包まれた。
次は、本格派レスラー同士の「ちゃんとした」プロレス。試合巧者のベテランマスクマン「HUB(ハブ)」に、19歳の菊池悠斗が何度も倒される。カウントを取られそうになると、お客さんたちが「悠斗ー!」と叫び、励ました。ちょっと胸が熱くなった。
結局、菊池は敗れた。そして…
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