【動画】3~4世紀にわたってつくられた纒向遺跡。全体の広さは南北約1・5キロ、東西約2キロに及ぶ=田中祐也撮影
JR桜井線の巻向駅の周辺に広がる纒向(まきむく)遺跡(奈良県桜井市)は、初期ヤマト王権発祥の地で、邪馬台国の候補地の一つとして知られている。
3~4世紀にわたってつくられた遺跡で、全体の広さは南北約1・5キロ、東西約2キロに及ぶ。一方、発掘調査の面積は2%にも満たない。そのため、「遺跡の全体像が見えにくい」という声が市に寄せられていた。
「桜井市は纒向遺跡の『見える化』を目指して、様々な取り組みを進めています」。そう話すのが、今回の案内人、市教育委員会文化財課の福辻淳副主幹(41)だ。
まずは巻向駅北側の辻地区に…
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