山口)噺家の住職、英語で一席 宇部の佐々木真人さん

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根本晃
【動画】「カンチューハイ角照」の高座名で英語落語を披露する佐々木真人さん=根元晃撮影
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 江戸時代の風俗の描写や町人同士の掛け合いがふんだんに盛り込まれた古典落語を、英語で披露する噺家(はなしか)が宇部市にいる。高座名は「カンチューハイ角照(かくてる)」と、しゃれっ気たっぷりだが、本業はれっきとした浄土真宗本願寺派の住職だ。

 「Five Six Seven Eight,What time is it?(5、6、7、8、今何時だい?)」。先月31日、流暢(りゅうちょう)な英語が宇部市の「まちなか市民☆きらめきギャラリー」に響いた。古典落語の「時そば」の一場面。明るいえんじ色の和服で一席を披露したのは、市内の西光寺の住職、佐々木真人さん(69)だ。

 興味深げに耳を傾けていた韓国からの留学生、キム・ヘジュンさん(24)は「生で聞くのは初めて。理解できないところもあったけど、とても珍しくて、面白かった」と満足した様子だった。

 この日は、2020年の東京…

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