(時紀行:時の余話)夕飯の手、止めるほど美しい夕日

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波多野大介
【動画】沈む夕日が絶景を生む愛媛県伊予市のJR下灘駅=井手さゆり、波多野大介撮影
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 JR下灘駅から見える夕日は冬のこの時期、西側の山際に隠れ、日没より早く見えなくなってしまい、丸い太陽が水平線にのみ込まれるように消えていく姿は見られない。

 駅ホーム正面の海原に夕日が沈み、空と海がすべて夕焼けで染まるのは5~9月で、マジックアワーも迫力が増すという。

 季節や天候によって、夕暮れの表情は毎日変わる。その変化も魅力だ。下灘で生まれ育ち、自宅から毎日のように夕日を眺める西下芳雄さん(89)も「今でも1年に1、2回は夕日を見て感動する。夕ご飯を食べるのをやめるくらいだ」と話す。きれいな夕日は雨上がりが狙い目で、雲がなくなる台風の後が一番のおすすめだという。

 取材に訪れるため、天気予報…

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