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　日雇い労働者が集まる街として知られる大阪・釜ケ崎の一角に、若い女性が詰めかけるソフトクリーム店がある。トッピングが「かわいい」と、画像投稿ＳＮＳ「インスタグラム」で評判を呼び、冬でも土日は満席に。釜ケ崎では外国人旅行客の姿が増え、大型観光ホテルの進出も決まった。ソフトクリーム店も街の変化の象徴の一つとなっている。

　日ごとに寒さが募る１１月の週末。おっちゃんたちが行き交うＪＲ新今宮駅から南に約３００メートル、簡易宿泊所（簡宿）や立ち食いホルモン屋などに交じり、緑とピンクの外壁の店「Ｐｅｃｃａ＋ｐｕ」（ペッカプ＝韓国語で「ユリの花」）が目に入る。ソフトクリームの看板が立つ店内は、若い女性やカップルでにぎわっていた。

　「めっちゃかわいい！」

　女性客がスマートフォンのカメラを向ける先には、カラフルな砂糖がついたコーンに乗ったソフトクリーム。イチゴやチョコレートなどのトッピングを選ぶことができるが、１番の売りは真っ赤なハート形のアメ。「赤いアメ、ちゃんと撮れるかな」。いたる所で撮影が始まった。

　名古屋から訪れた松本菜見さ…