「一夜で難民1万人」 ロヒンギャ、足りない支援

有料記事

斉藤佑介
【動画】バングラデシュのロヒンギャ難民キャンプ=日本赤十字社提供
[PR]

 ミャンマー治安部隊による武装集団掃討作戦で、イスラム教徒ロヒンギャが隣国バングラデシュに逃れて約2カ月。難民の救援活動に参加していた名古屋第二赤十字病院名古屋市)の医師や看護師らが10月下旬までに順次帰国した。さらなる支援の必要性を訴えている。

 「みなさん、整然と忍耐強く救援を待っていた。ただ一夜で1万人ほどが押し寄せたこともあり、診療も食料も十分とは言えない」

 同病院職員の中島健太郎さん(32)は現地の様子を、そう振り返る。先遣隊として9月にバングラデシュ入り。国境近くのハキンパラ地区などで、移動診療所設置の事前調査や人材確保など救援活動を支えた。

 ミャンマー国境近くのバング…

この記事は有料記事です。残り526文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら