鳥取)淡水に住む「謎のクラゲ」出没 砂丘近くの池

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田中泰子
【動画】多鯰ケ池を漂うマミズクラゲ=田中泰子撮影
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 鳥取砂丘の南側にある多鯰ケ池(たねがいけ)(鳥取市)で、淡水に生息する珍しいマミズクラゲが多数見つかっている。夏の終わりに湖や池などで突然確認されることがあるが、いつどこで発生するかわからず「謎のクラゲ」「幻のクラゲ」と呼ばれる。数日で存在が確認できなくなることが多いという。

 15日、多鯰ケ池にカヌーで乗り出し、岸から20メートルほど離れてみると、マミズクラゲが多数沸き上がるように漂っていた。半透明で体長2センチほど。防水カメラを池の中に入れて撮影した。

 水中の生物に詳しい「県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」(岩美町)の学芸員太田悠造さん(33)によると、国内で確認されている淡水のクラゲはマミズクラゲの1種のみ。一つの池でメスかオスのどちらか一方の性別しか確認されず、どうやって受精しているのかも分かっていないという。「今回はすべてメスだろう。神出鬼没の謎のクラゲ」

 この日、多鯰ケ池でカヌーガ…

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