キモカワで愛されてます 名古屋の「3兄弟」人気沸騰

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浪間新太
【動画】「もぐりんBrothers」と呼ばれる3匹のオスのダイオウグソクムシ=浪間新太撮影
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 「気持ち悪い!? いいえ、かわいいです」。名古屋港水族館名古屋市港区)の飼育員が話すのは、南館のダイオウグソクムシのことだ。「1番」などと番号で管理する名古屋港水族館では珍しく、名前が付けられるほどの愛されよう。その魅力とは――。

 「もぐりんBrothers(ブラザーズ)」と呼ばれる3匹のオスのダイオウグソクムシの名前は、「もぐりん」「もぐ二郎」「もぐ三郎」だ。

 もぐもぐエサを食べる姿がかわいいから「もぐりん」。飼育員の間で呼ばれていた愛称を公表した。飼育員の伊藤美穂さん(45)は「マイナーな深海生物にも愛着を持ってほしかった」と説明する。

 飼育員の藤原光波さん(22)は「最初、気持ち悪いなと思った」。だが、「もぐりん」が月に1度、食事をする姿をみているうちに、「だんだんかわいく思えてきました」と話す。

 「もぐりん」のお気に入りのエサはイカだ。来館当初は何を好むのか分からず、試行錯誤でバナナを与えてみたことも。節分には好物のイカのすり身で作った恵方巻きを与えたが、「余計なことをするな」と言わんばかりに食べてもらえなかったという。

 2015年11月に来館した…

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