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　フィギュアスケート男子の無良崇人（洋菓子のヒロタ）が、フリーに３季前と同じ「オペラ座の怪人」を選んだ。岡山に拠点を置く２６歳。フィギュアのトップクラスの選手としては珍しく地方で、しかも２児の父親として練習を続けながら、初の五輪出場をめざす。

　「五輪に挑戦できる最後のチャンス」と決意を語る。全日本選手権の表彰台に何度も乗った経験があるが、五輪選考を兼ねた２００９年は１０位、１３年は６位に沈んだ。「逃している分だけ行きたい気持ちは強い」

　地方でコツコツと積み重ねる姿を見て、周りには協力を惜しまない人たちが集まる。デザイナーでコシノヒロコさんの次女の小篠ゆまさんが衣装を、１４年ソチ五輪アイスダンス金メダルのチャーリー・ホワイトさんが振り付けを担当する。

　小篠さんは「彼の一生懸命さ…