中学生棋士、プロ11連勝のスゴさ 「弱点見当たらぬ」

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村瀬信也
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 将棋の史上最年少棋士として注目を集める藤井聡太四段(14)が4日、デビュー11連勝で新記録を打ち立てた。安定感のある勝ちっぷりの将棋が多く、早くも大物感が漂う。いまだ底が見えない中学生棋士の強さに、先輩のプロからも驚きの声が上がっている。

 午後4時45分、対戦相手の小林裕士七段(40)が投了を告げ、大勢の報道陣が対局室になだれ込んだ。藤井四段は「(新記録は)意識してもしょうがないので、普段通りに臨んだ。内容はあまり良くなかったので、そこは反省点です」。小林七段は「読みにない手を何手か指され、戸惑ってしまった」と語った。

 藤井四段は5歳で将棋を始め、全国の逸材がプロを目指す「奨励会」に小学4年の時に入る。将棋界初の21世紀生まれのプロ棋士となった。昨年12月のデビュー戦で最年長棋士の加藤一二三(ひふみ)九段(77)に快勝し、その後も各タイトル戦の予選などで白星を重ねている。

 終盤戦の読みに役立つ詰将棋

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