錦織、五輪を満喫 他競技から刺激「盗めるものある」

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稲垣康介
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 リオ五輪のテニスの男子シングルス3位決定戦でラファエル・ナダルスペイン)をフルセットの末に破った錦織圭が、センターコートでの表彰式で、銅メダルを首にかけた。

 「もちろん、うれしい思いもありましたし、悔しさもありました」。2年前、アジア男子として初めて4大大会の決勝に進み、準優勝に終わった全米オープンの後と同じ感想を口にした。「隣にいるアンディがすごく高いところにいるなあと」。準決勝で敗れたアンディ・マリー(英)が五輪連覇を飾り、表彰台の一番高いところで歓声を浴びるのを目に焼きつけた。

 3度目の五輪を満喫した。7人制ラグビーの日本の準決勝進出に興奮し、バドミントン卓球など自分と同じラケットスポーツもテレビで観戦した。

 「(卓球男子シングルスで銅メダルの)水谷君の試合も見てました。メダルがかかった緊張する場面での、ほかの選手の姿を見ることで得られるもの、盗めるものがある。他競技の選手の振る舞いも吸収できた。すごく有意義だった」

 ふだんは世界各都市の一流ホ…

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