沖縄のバスケが熱くて激しい理由 井上雄彦さんが迫る
漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(49)とバスケット選手との対談企画の第4回は、沖縄育ちの岸本隆一選手(26)。対談の舞台は、沖縄での試合後でした。
琉球ゴールデンキングス・岸本隆一選手×漫画家・井上雄彦さん
井上 沖縄でバスケを見るのは念願だった。ようやく来ることができました。最初のシュートが入ったときの会場の盛り上がりにはびっくりした。
岸本 あれが当たり前ですね。こぼれ球を拾いにいくとか、数字に表れないプレーにもすごく拍手をくれる。琉球ゴールデンキングスというチームが好きで来てくれている人だけじゃなく、純粋にバスケを楽しんでいる人が多い気がします。だから、相手チームのいいプレーにも拍手が起こる。こんな会場はまずないですね。
井上 いつか必ず琉球でプレーする、と決めていたと。
岸本 子どもの頃からバスケを続けてきて、漠然と、いつかバスケで飯が食えたらいいなと思っていました。でも、具体的に目指す場所はなかった。ちょうど僕が高校1年生のころにチームができた。2年目にはbjリーグで優勝。強くて人気もあって、しかも地元。行くしかないと思いました。
井上 東京の大学へ進学してからも、琉球のことが気になっていたとか。
岸本 試合結果はチェックしていました。インターネットで見られる試合の動画も。地元に帰ったときには練習にも参加していました。いま思えば、ありがたかったですね。
井上 プロ選手で戻ってきて周りの目は気になりますか?
岸本 入団したころ、牛丼屋…
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